みなさん、こんにちは。
家電とマンガとアニメが大好き、インベスティです。
さて、2019年最初の月も終わりに近づき、そろそろ豆まきの季節です。
受験生の方は最後の追い込みと、既に行き先が確定している方は、新たな生活の始まりに胸を膨らませているのではないでしょうか?
新しい暮らしが始まろうとしている方に向けて、今回はお勧めの小型冷蔵庫をご紹介します。
値段が張っても『2ドア』がお勧めなこれだけの理由
まず、家電量販店の冷蔵庫売り場に向かうか、一人用冷蔵庫をネットで検索すると、最初に出てくるのは、こんな形の製品ではないでしょうか?
こういった形の冷蔵庫を『1ドアタイプ』とか『ミニ冷蔵庫』とか呼びます。
内容積はだいたい100リットル前後です。
値段も19,800円あたりから25,000円程度で購入できますし、ちょっと食べ残しを入れとくぐらいだからいいか、と考える方も多いでしょう。が、一人暮らし向けのメイン冷蔵庫としては、あまりお勧めしていません。
その理由を、これから説明します。
冷凍能力がしょぼい
ご覧のとおり、製氷ルームはついていますが、冷凍能力が低いため、アイスクリーム、冷凍食品の貯蔵は出来ない、と注意書きがしてあります。
これは、冷凍保存に適したマイナス15~20℃の温度を、ルーム内で常時保つことが出来ない為です。製氷皿を取り除いて食品を保存しても、食品が溶けたり凍ったりを繰り返して劣化を招きます。
というか、こんなスカスカな所を冷凍にすると、周囲に冷気が漏れて冷蔵庫内が凍りつきます(笑)。
霜取り機能がついていない
製氷ルーム回りは庫内の水分を凍らせて、雪で作った『かまくら』のような状態になります。
そのままにしておくと、どんどん『かまくら』が成長して、庫内と電気代を圧迫していくため、『霜取り』作業が必要です。
しかし、一般的な冷蔵庫は霜を溶かした水を受ける受け皿があり、自然乾燥で排出する仕様になっていますが、1ドアにはそれがありません。
庫内から食材を取り出し、霜が溶けてべたべたになった庫内を清掃する必要があります。
買い置きに向かない
上の写真を見ていただくと分かるとおり、冷凍食品は入りません。
昔は、500ミリペットボトルしか入りませんでしたが、最近は入るようになりました。
しかし、代わりに卵パック置き場が犠牲になっています。
冷蔵庫の後ろに冷却器やらコンプレッサーがあるため、庫内の奥行きも外観の大きさに比べて狭くなっています。
コンビニ弁当は入る物と入らない物がありますし、野菜などは4分の1カット、小袋入りなど、作り置きや買い置きには向いていません。
食品にかける予算が限られている学生などには、意外と向いていないのです。
以上のように、メインの冷蔵庫として使うと、意外と使い勝手が悪いのです。
1ドアは、本来メインの大型冷蔵庫があって、個室などに置くサブ冷蔵庫、と割り切った方が良いです。
買うなら断然、2ドア冷蔵庫
上記の冷蔵庫の欠点が改善してあるのが、内容積が120~150リットルで2枚扉の『2ドア冷蔵庫』です。
価格も、1ドア冷蔵庫に10,000円~15,000円くらい足せば購入できますし、実は年間電気代が非常に安くなるので最終的には元が取れたりします。
また、社会人の方が結婚した場合、二人用の冷蔵庫を購入するまで、しばらくはこの冷蔵庫で我慢する、なんて使い方も可能です。
それでは、2019年度のおすすめ製品をご案内します。
ツインバード HR-E911W

(標準設置料込)HR-E911W ツインバード 110L 2ドア冷蔵庫(ホワイト)【右開き】 TWINBIRD
- ジャンル: 冷蔵庫
- ショップ: Joshin web 家電とPCの大型専門店
- 価格: 30,680円
税込み30,000円前後で買える、お得な2ドア冷蔵庫です。
110Lと比較的小さめですが、冷蔵庫の容量は70Lと大きめです。
ドアポケットは大型の物を採用しています。
その分、小さくなった冷凍庫は2段の引き出し式になっており、庫内にきっちり詰め込めるような仕様になっています。
自動霜取り機能も搭載されています。
気になる点は、やはり電気代が同クラス帯で一番高いのと、冷凍庫の扉式って使い勝手が悪そうな気がする部分です。
2ドアタイプを安く購入したい方にお勧めです。
シャープ SJ-D14E
上記の ツインバードに比べて価格は上がりますが、容量は27Lも増えており、年間電気代も下がっていますので、長く使用すれば充分に元はとれます。
また、お部屋の雰囲気に合わせて色が3色から選べます。
そして、左右どちらにも開きが換えられる『どっちもドア』が特徴です。
生活環境が変わっても、壊れるまで使いたい方にお勧め。
三菱電機 MR-P15D
コストパフォーマンスが良く、長く小型2ドア冷蔵庫に君臨していたベストセラーモデルです。
容量が大きいため、冷蔵室は4段式になっており、最下部にはこのクラスで珍しい『低音(チルド)室』がついています。
また、駆動音が静かなのも売りにしていますが、おそらくコンプレッサーが国内メーカーのものを使用しているのだと思います。※未確認です
容量を重視する方、一般的な冷蔵庫の機能を小型にも求める方にお勧めです。
東芝 GR-P15BS

(標準設置料込)GR-P15BS-K 東芝 153L 2ドア冷蔵庫(メタリックブラック)【右開き】 TOSHIBA
- ジャンル: 冷蔵庫
- ショップ: Joshin web 家電とPCの大型専門店
- 価格: 43,413円
東芝冷蔵庫の特徴は野菜室ですが、2ドアには野菜室がありません。
ですのでこの冷蔵庫には他社と比較して特筆すべき点はないのです・・・・が。
実は他社に先駆けて昨年秋に発売しており、性能の割りに価格が非常にこなれています。 ※2019年1月時点
三菱並の大容量とスリムボディ、パナソニック並みの低電力、庫内LEDやガラステーブルも完備、と他社のいいとこ取りをして、まあまあの価格、という冷蔵庫です。
冷蔵庫選びに失敗したくない型向けです。
最後に
一人暮らし向けの小型2ドア冷蔵庫について書かせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
2ドア小型冷蔵庫は、価格差も少なく、メーカー毎の特色も少なく、どんぐりの背比べのような冷蔵庫が並んでいます。
この中のお目当ての製品が量販店に並んでいなくても、第二、第三候補を買ったとしても、後悔が少ない機種選びにはなると思います。
それよりも、店舗によって売れ筋メーカーが代わり、価格の変動が大きい部類ではありますので、店頭なりECサイトなりで、価格をしっかり見極めた上で購入する事をおすすめします。
それでは最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。